この利用規約(以下、「本規約」といいます。)は、ハートウッド心理カウンセリング(以下、「当ルーム」といいます。)が提供するカウンセリングの利用条件を定めるものです。当ルームをご利用いただく方については、事前に本規約を確認し、承諾いただいたものとみなし、定めを適用させていただきます。
当ルームの本規約
治療構造について
カウンセリングを実施する上での治療構造は、クライアントとカウンセラーの相互作用を円滑にし、安全かつ効果的なセラピープロセスを確立するための基盤となります。治療構造は主に「内的構造」と「外的構造」の二つの側面に分けられます。
1. 内的構造
セッション内でのクライアントとカウンセラーの立場や関係を規定するものであり、次のような原則が含まれます。
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クライアントとカウンセラーの立場の明確化: クライアントは相談を依頼する立場であり、カウンセラーは受けた相談を援助する立場です。相互の立場を損なうことなくセッションが進行します。
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責任の所在: セッション内で浮かび上がった問題や課題の責任は、クライアントが抱えているものであり、カウンセラーではなくクライアントにあります。
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実社会との分離: セッションの時間、空間、および言葉は実社会から切り離されたものと見なされます。これにより、クライアントが自己探求に集中でき、プライバシーが守られます。
2. 外的構造
治療構造を支えるために設けられた外的な要素であり、具体的なルールや手続きに関する原則が含まれます。
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時間・場所: セッションの実施時間や場所が明確に定義され、これにより治療環境が整えられます。
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料金: カウンセリングに関連する料金や支払い方法が規定され、これにより経済的な側面がクリアになります。
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面接の頻度: カウンセリングの頻度が決められ、効果的なセラピープランが実行されます。
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予約方法・キャンセル方法: セッションの予約手続きやキャンセルポリシーが確立され、円滑なスケジュール管理が可能です。
治療構造はクライアントとカウンセラーの協力のもとに機能し、安心してセラピープロセスに取り組むための基本的な指針を提供します。
カウンセリングを実施していく中で
当ルームでは、一人ひとりの悩みに応じて様々な手法を用います。カウンセリングでは主に人間関係の改善、うつや恐怖感情など不快感情の軽減、問題故解決、精神衛生上などに焦点が当てられます。カウンセリングは病院での身体的療法とは異なり、カウンセイングングを受けるクライエントに積極的な参加と治療にあたっての取組を要求します。また、カウンセリングセッション内では、制止するのを避けていた自身の一面、哀しみ、怒り、罪悪感など、好ましくないかもしれない感情を呼び起こすこともあります。この「好ましくないかもしれない感情」の気づきによって新たな自身の発見や生活や行動パターンの改善が図れるなどに利益を得ることが多くあります。しかし、直面するには耐えかねない際は無理に目を向けなければならない訳ではありません。その場、その時間において適切な対応を致します。
心理カウンセリング契約書
1. カウンセリングの目的と焦点
1.1 カウンセリングの目的は、クライエントの人間関係の改善、不快感情の軽減、問題解決、および精神衛生の向上です。
1.2 カウンセリングセッションでは、クライエントが積極的に治療に取り組むことが期待されます。身体的療法とは異なり、クライエントには自身の感情や行動に対する主体的な参加が求められます。
2. 当ルームの手法
2.1 当ルームでは、クライエント一人ひとりの悩みに応じて様々なカウンセリング手法を用います。これには認知行動療法、心理動態療法、ソリューションフォーカスドセラピーなどが含まれます。
2.2 カウンセリングの進行中に、新しいアプローチや手法が導入される可能性があります。これらの変更はクライエントとの協議のもとで行われ、クライエントの理解と同意を得た上で進められます。
2.3 カウンセリングセッション内でクライエントが制止していた感情や自己の一面に焦点を当てることがあります。これにより、新たな自己の発見や生活・行動パターンの改善が期待されます。
2.4 クライエントが「好ましくないかもしれない感情」に気づくことで、カウンセリングを通じて得られる利益は多岐にわたります。
3. カウンセリングの効果と変更
3.1 カウンセリングは個々の進捗に応じて変化し、効果が現れるまでには時間がかかることがあります。クライエントとカウンセラーは共に進捗や変化に注意を払い、必要に応じてカウンセリングの方針や目標を変更することがあります。
3.2 クライエントがカウンセリングの途中で変更や中断を希望する場合は、その旨を遠慮なくカウンセラーに伝え、双方が納得できる形で進めます。
4. 無理に直面しなくてもよい場合
4.1 クライエントが直面する感情や状況に耐え難いと感じる場合は、無理にそれに向き合う必要はありません。
4.2 カウンセラーは、セッション内で適切な対応を行い、クライエントがその場その時間で受けることが難しいと判断した場合は、適切なサポートを提供します。
5. 契約の終了
5.1 カウンセリングの終了は、クライエントとカウンセラーの合意に基づきます。クライエントがいつでもカウンセリングを終了することができます。
5.2 カウンセラーは、クライエントに対して尊重と理解をもって奉仕し、効果的かつ安全な環境を提供します。
6. 保護された情報
6.1 カウンセリングセッションで得られる情報は、クライエントのプライバシーを尊重し、秘密厳守します。
6.2 クライエントの同意なしに、第三者に情報を提供することはありません。ただし、法的な要請がある場合はこの限りではありません。
7. セッションの頻度
7.1 セッションは通常、週に1度、1回行いますが、クライエントとカウンセラーの合意に基づき、必要に応じて頻度を変更することができます。
7.2 セッションの頻度の変更が希望される場合、クライエントはできるだけ早くその旨をカウンセラーに通知し、双方の都合が合う新しいスケジュールを協議します。
8. セッションの時間
8.1 セッションの所要時間は通常60分となりますが、特定の状況により調整される場合があります。変更が必要な場合は、クライエントとカウンセラーが共に同意します。
9. セッションの中断・延長
9.1 セッションの進行中、クライエントまたはカウンセラーが中断や延長を希望する場合、双方の合意のもとで適切に調整されます。
9.2 セッションが進行する中で、クライエントが急な緊急事態に遭遇した場合は、柔軟かつ理解ある対応を心がけ、セッションの中断や再スケジュールを検討します。
ご利用に当たっての注意事項
14. 料金や料金のお支払い方法については、ホームページ内の「カウンセリング料金」をご確認ください。料金に関する不明点や疑問がある場合は、遠慮なくスタッフにお問い合わせください。
15. カウンセリングは医療行為ではなく、保険の適用や薬物の処方は行いません。精神疾患や医療上の必要がある場合は、専門の医師に相談することをお勧めします。
16. 未成年者の場合、保護者の同意が必要です。保護者様からの同意書が提出されていない場合、カウンセリングの受け入れができません。
17.カウンセリングが社会通念に反する、犯罪に関わる、薬物依存が疑われる場合など、一定の基準に合致しない場合は、カウンセリングをお断りすることがあります。
18.カウンセリングルーム以外での事故については、当ルームは一切の責任を負いかねます。クライエントはセッションにおいて自己の安全に留意するようお願いいたします。
以上の事項は、クライエントとカウンセラーの理解と合意のもとで運用されます。ご不明点や質問があれば、どうぞお気軽にお知らせください。